3月14日(土)第36回愛信保育園卒園式があり、
29名の子どもたちが小学校という新しい世界へと旅立ちました。
第36回 愛信保育園卒園式 園長ご挨拶
曺 誉戸
じゃんぼ組の皆さん、卒園おめでとう。
名前を呼ばれた後、「はい」と返事をして前に歩いてくる姿は、嬉しそうだったり、恥ずかしそうだったりと色々でしたが、とても立派に見えました。大きくなったなと胸がいっぱいです。
1人で歩いてくる時、ドキドキしたお友だちはいますか?・・
たくさんの人たちの前で緊張するのは当たり前ですよ。
緊張していても、一人でちゃんと入ってくることができましたね。
大きくなるということは、一人でできることが増えていくことです。みんなはどんなことが一人でできるようになったかな?
◇お風呂に入った時、自分で頭や体を洗えるひと?
◇朝、一人で起きられる人?
◇一人で着替えができる人?
◇保育園の準備(コップや歯ブラシやタオル)を一人でできる人?
他にも一人でできることがきっと沢山あると思います。今聞いたことの他に一人でできることを言ってくれる人はいますか?
自分でできることがたくさんあるから、学校に行っても大丈夫。自信をもってピカピカの一年生になってください。
小学校に行ったらどんなお友だちや先生がいるのだろうと、小さな胸をドキドキ、ワクワクさせていることでしょう。これからは嬉しいことや楽しいこともたくさんあるけれど、しんどいこともあると思います。でも、皆さんには自分のことができるだけではなく、困った時に“どうしたらいいのだろう”と考える力もあります。
今日歌った讃美歌にあったように、神様が一人ひとりをやさしい目で見ていてくださること、困った時には色々な人たちが助けてくれることを信じ、夢と希望に向かってまっすぐ歩いていってください。
これからもずっと応援しています。
保護者の皆様、ご卒園おめでとうございます。
愛信保育園では、子どもたちが遊びを通して、主体的に人や物事と関わることを大切にしています。
この間、子ども達がそれぞれの速さで、それぞれの方向へと成長する姿に、私たちはいつも感動し教えられることばかりでした。「早い・遅い」「できる・できない」など、目に見えることだけの評価が、子どもたちの成長を妨げること、そして考える力や人を思いやる気持ちなど、大切なことは目に見えないということを知らされました。
小学校に行くと、テストや成績表など「点数」や「結果」で評価されることが多くなります。しかし子どもたちは、目標に向かってチャレンジしていくプロセスこそが大切であり、そのプロセスに寄り添い、見守ることが大人の役割だと気づかせてくれました。
どうかこれからも、「子ども自身が選んだ目標へのプロセス」に寄り添う中で、あるがままの姿を認め、励ましてください。
少しずつ社会が広がっていく子どもたちが、どんなときにも自分自身の人生の主人公として歩んでいけるよう願ってやみません。
入園から卒園までのこの間、配慮が足りなかったことや、至らない点などたくさんあったかと思いますが、どうかお許しください。今日までの皆様のご理解ご協力に感謝し、卒園の挨拶とさせて頂きます。
3月14日(土)第36回愛信保育園卒園式が終了しました。