3月12日(土)第37回卒園式
第37回 愛信保育園卒園式 園長ご挨拶
いつも元気いっぱい、じゃんぼ組の皆さん、卒園おめでとう。 今まで小さい子どもたちにやさしくしてくれたり、トイレのスリッパをきれいにならべてくれたり、お当番を頑張ってくれたり、お友だちの素敵なところをたくさん見つけて教えてくれましたね。ありがとう。
いよいよ卒園です。嬉しい気持ちと心配な気持ちとどっちが大きいかな? ◇学校に行くのがとても楽しみな人? ◇学校ってどんなところかなぁ お友だちできるかなと心配な人? ◇学校の先生ってどんなかな? こわい? やさしい?って考えたことがある人? ◇もっと保育園にいたいと思う人は?
先生たちもずっとみんなと一緒にいたいけれど、皆もう十分大きくなったので保育園とはお別れしなくてはなりません。 保育園でよく読んでいる本に『おおきくなるっていうことは』という絵本があります。おおきくなると「こんなことができるよ」ということ…たとえば『おおきくなるっていうことは、おもしろいことがどんどんみつけられるってこと』と書いてあるページがあります。 保育園でも一人ひとり好きな遊びがありましたね。学校に行ってもおもしろいことをどんどん見つけてください。勉強でも遊びでも自分が「おもしろい」と感じることに是非出会って欲しいと思います(でもコンピューターゲームだけはどんなに面白くてもやりすぎないで)。 小学校に行ったら楽しいことばかりではなく、もしかするとくじけそうなこともあるかもしれません。でも大丈夫。皆さんには困った時に“どうしたらいいのだろう”と考える力も育っています。 この絵本に「おおきくなるっていうことは たかいところから とびおりられるってこと…それもそうだけど とびおりても だいじょうぶかどうかかんがえられること」と書いてある通りです。自信をもってピカピカの1年生になってください。 クラスでのお誕生日礼拝の時、お友だちの前で「大きくなったら…○○(ケーキ屋さんや大工さん、消防士、警察官等々)になりたい」と話してくれましたね。その夢や希望を大切にもって大きくなってください。これからもずっと応援しています。
保護者の皆様、ご卒園おめでとうございます。 今年のじゃんぼ組にはネパール・中国・ベトナム・日本・韓国朝鮮と5ヵ国の子どもたちがいました。園全体ではこれにモンゴルを加えて6ヵ国ですので、じゃんぼ組がいかに“多文化”だったかがわかります。 愛信保育園の保育目標のひとつに「自分らしさと多様性を大切にする」というものがあります。一人ひとりの“自分らしさ”が大切にされることは言うまでもありませんが、民族や文化だけではなく、今年は特に保護者の方のご協力によって、様ざまな家族のあり方について考える機会も与えられました。様ざまな文化や自分とは異なる家族のあり方をもつお友だちとの出会いによって、「多様性の豊かさ」を教えられたことに改めて感謝いたします。
保育園では一人ひとりの“自分らしさ”を認め、受け入れることを大切にしています。 小学校に行くと、テストや成績など「結果」による評価が多くなります。しかし「勉強ができる・できない」は、多くの可能性をもっている子どもたちのほんの一部分でしかありません。その一部分が子どもの存在自体の評価につながってしまう危険性に大人は気づく必要があると思うのです。 大人の役割とは子どもの力と可能性を信じ、急ぎすぎたり、つまずいたり、立ち止まりながら歩むその多様なプロセスに寄り添っていくことだと子どもたちは教えてくれました。 どうかこれからもお子さんたちの“自分らしさ”を認め、良いところをたくさん誉めてください。
これから様ざまな出会いや発見をとおして成長していく子どもたちが、どんな時でも自分の人生の主人公として歩んでいけるよう願ってやみません。
卒園までのこの間、配慮が足りなかったことや至らない点が多々ありましたことをお詫びするとともに、保護者の皆様のご理解とご協力に感謝し卒園の挨拶とさせていただきます。
《卒園式の様子》
29名の子どもたちが卒園しました。
卒園証書を受け取ります お母さんから心のこもったメッセージ
今年の年長クラスは五ヵ国の子どもたちが揃いました
年中組(こっきり組)の子どもたちが園の代表として参加しました
最後に「思い出のアルバム」を手話つきで歌いました♪
式が終わり退場です
≪茶話会≫
式が終了後、茶話会をもちました。食事の後、保育士から子ども達へのメッセージと歌をプレゼントし、子ども達も「将来の夢」の絵を披露して歌もうたってくれました。 担任からの挨拶の後に、卒園児と保護者の方からのサプライズがありましたよ☆彡 子ども達一人ひとりからお花とメッセージ入りのDVDのプレゼントがあり、素敵なサプライズに涙、涙のひと時を過ごしました。準備してくださった保護者の方々に感謝いたします。ありがとうございました。
巣立っていく子ども達が、これから新しく始まるできごとに胸をはずませ、夢に向かって進んでいけますように・・・卒園おめでとう。